しびれ外来とは?

皆様、こんにちは。脊椎外科医の遠藤です。

2017年に体のあらゆるしびれを対象にした『しびれ外来』を立ち上げ、4年が過ぎました。

今回は、そのしびれについて、少しお話していきたいと思います。

目次

しびれとは?

そもそも『しびれ』とは、何なのでしょうか。

・ビリビリ、ピリピリ 

・正座の後のジンジン

・さわった感覚がわからない

など、誰しも一度は感じたことはあると思います。

例外はありますが、『しびれ』とは体のどこかの神経に障害が起こっている状態なのです。

では、『神経』とは何なのでしょうか。実は、脳も『神経』なのです。そして脊髄(せきずい)も『神経』です。

かなり衝撃な絵ですが、これが全身の神経の分布となっております。。左が全身の神経の分布右は上半身を拡大したものです。

※アップで見たい方は、スマホであれば絵をタッチすれば拡大されると思います。

なんといっても神経の一番のおおもとは、『脳』です。脳という神経細胞の塊から『脊髄(せきずい)』という長い筒状の神経の束(たば)がお尻まで伸びてきます。

そしてこの脊髄から左右にたくさんの神経が分岐して、体のさまざまなところへ向かいます。この脊髄から出た神経を『末梢神経(まっしょうしんけい)』と言います。

例えるなら、ダムから上流の川が出ていてそこから支流が分岐しているのをイメージしてください。ダムが脳上流の川が脊髄支流が末梢神経のイメージです。

絵のように、脳と脊髄は体に1つしかありませんが、末梢神経はたくさんあります。

『しびれ』はこれらの神経のどこかに障害があって起こります。

『しびれ』は 神経のSOS?

障害がとても強く、神経が完全に死んでしまうと、手や足を動かすことができなくなる『麻痺』という状態になってしまいます。。

たとえば、脳に強い障害が起こす脳卒中では、体の左右どちらか半分が動かなくなってしまいます。軽い脳卒中で、脳の細胞が十分生き残っていれば 手足の『しびれ』のみで済む場合もあります。

『しびれ』は、完全に神経が死んでしまう状態には至っていない状態ですが、『神経が多かれ少なかれ痛んでいますよ』というサインにもなっています。

放っておいてもよい『しびれ』とは?

では、『しびれ』が出たら、すぐに病院を受診しなければいけないのでしょうか。

もちろんそんなことはなく、放っておいてもよい『しびれ』もあります。

★正座の後の『しびれ』

★変な寝相で寝てしまった後の『しびれ』

★肘を机などにぶつけってしまった時の『しびれ』

★運動や筋肉トレーニングの後の『しびれ』

などは、心配ありません。

すぐに(長くても数日以内に)治る『しびれ』ならまず心配ないと思ってよいでしょう。

すぐに医療機関を受診しなきゃいけない『しびれ』とは?

では、すぐに救急車を呼んででも医療機関を受診しなければいけない『しびれ』というのどんなものなのでしょうか。ほぼこの3つなので、覚えておいてください。

★手足の麻痺を伴う『しびれ』

★どちらか体の片側のみの『しびれ』

★よだれが出たり、呂律(ろれつ)が回らない、めまい等を伴う『しびれ』

このような症状が『突然』出た場合は、脳卒中の可能性が高いですので、一刻も早く脳神経外科を受診してください『突然』というのがキーワードです。

遠藤のしびれ外来について

脳神経外科専門医でかつ脊椎専門医である著者は、脳から末梢神経にいたるまでの全ての神経の専門家と自負しております。

『しびれ外来』では、脳から末梢神経に至る経路のどこに障害があるかを様々な検査を駆使し、診断に対して適切な治療を行っております。

おかげさまで『しびれ外来』の認知もだいぶされるようになり、多くの患者さんにお越しいただいております。

県をまたいでお越しいただく方もめずらしくなく、それほどしびれでお悩みの方が多いといつも実感しております。

ただ、現在予約まで2〜3ヶ月かかってしまうことも多く、その点は大変心苦しく思っております。

遠方からお越しの方も少なくないため、受診された日に全ての必要な検査を行い、その日に診断し、治療開始ができるように心掛けております。

問診→検査→診断→治療開始までの流れを1日で行うため、どうしても患者さんが病院にいる時間が伸びてしまう傾向にはあります(検査まで時間があれば外出はもちろんOKです)。

当日時間があまりなく、症状もそれほど切羽詰まっていないような場合は、当日は検査の予約のみをして診察を次回予約することも可能です。検査の予約のみであれば当日はそれほどお時間はかかりません。

次回予約は、時間指定が可能ですし、検査結果も出ている状態ですので、純粋な診察のみの時間で済みます。

受診回数は増えますが、1回の受診時間は大幅に減りますので、近隣にお住まいの方であったり、お仕事の合間に受診している方などは、都合がいいかもしれません。ご希望があれば、受付の段階でスタッフにお申し出ください。

もちろん、その日に合わせて休みを取っていたり、その日に結果を知りたいという方は、従来どおり即日検査、即日診断を行います。

しびれ外来の予約をご希望の方へ

しびれ外来のご予約をご希望の方は、予約専用ダイヤル0294-52-8529へお電話ください。(受付時間13:30~17:00)
担当者へ患者氏名、生年月日、性別、症状などお伝えいただき、ご予約をお取りします。

遠藤の他院での外来について

遠藤は、以下の2つの病院でも、脳神経外科とともに『しびれ外来』を行っております。近隣にお住まいの方はどうぞご利用ください。電話予約は行っていないので、時間内に直接お越しください。

ただ、これらの病院では、当日にMRI検査を行うことが困難となっており、MRI検査は次回予約となることはご了承ください。CT検査やレントゲン検査は当日可能です。

★北茨城市民病院 第1、3水曜日 午前中 (受付時間8:30〜11:00)

志村大宮病院  第2、4水曜日 午前中 (受付時間8:30〜11:30)

最後に

以前に、『しびれ外来』がTV番組で取り上げられました。

興味があれば、記事のところでまとめましたので、ここ⬇︎からどうぞ。

おわり

遠藤へ手術についてご相談をご希望の方は、手術相談外来を予約してください。現状で、手術が必要かどうかの判断なども相談可能です。

予約専用ダイヤルにてお申込み下さい。
予約専用ダイヤル 0294-52-8529(受付時間13:30~17:00)

病院の公式ホームページにも詳細を載せております。ご参照ください。

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